東日本大震災の前後10年の4県と日本の人口をグラフでみてみた
東北地方の太平洋側の30年ほどの人口の変化が気になったので調べます。
東日本大震災で人口が戻らないというようなニュースを見かけていましたが、震災前の変化と違いがあるのかが、個人的に興味が湧きました。
まずは表を…と思いましたが、表を長々とお見せするのも見辛いような気もしましたのでグラフを載せていこうかと思います。
人口のグラフ
都道府県ごとに見てみます。岩手県・宮城県・福島県・茨城県の4件について見ます。
日本全体の人口のみ右軸を参照してください。他は左軸です。
都道府県の人口・面積・人口密度(2020年(令和2年))を参考に作成しました。外国人の方も含まれているようです。
各県ごとの元々の人口の違いはありますが、4県は震災以前から若干の減少傾向にあったようです。
震災後は日本全体で人口が減少していますね。予想通り福島県は他県よりもガクッと減っているような気がします。増減率のグラフでよく見てみます。
グラフを見る限り震災後は減少ペースが早くなっているように見えます。未曾有の災害であったことを実感させられます。
震災は減少ペースに拍車をかけている、という可能性は大きくありそうです。次に増減率のグラフも作ったので見てみましょう。
また、ここではあまり関係ないことですが、2020年の日本全体が大きく減少しているのもコロナ禍を実感させられます。
人口増減率のグラフ
増減率でみれば、各県や日本との比較が分かりやすくなるのでそちらでも見てみましょう。上のグラフの数値を使って、前年との比較で増減率を表しています。
震災が起きた年が一目瞭然ですね。震災前と震災後を見ると日本全体で減少し始めてしまっていることもわかります。
4県の中では福島県がやっぱり一番影響が大きいですね。2015年なんかも1県だけ悪化してしまっています。
震災の影響が大きいことがわかってきました。
ひとまずここまで
市町村単位のも気になりましたが、少し大変なので今度の機会にしておきます。
影響の大きそうな市町村だけ挙げておきたいと思います。
茨城県は影響の大きい市町村がよくわかっていません…調査不足です。
終わりに
改めて震災の大きさが認識できたように思います。減少は止まらず、高齢化が進み、コロナ禍にみまわれる。
この困難たちを乗り越えることは日本全体の課題になっていると思います。3月11日が来るたびに思いを新たにしていくことになるでしょう。
しかし、囚われ過ぎる事はよくないと思っています。
以上です。